Kさんに教えられたコト − ご家族からのお便り−

グループホーム ルンビニー・アショカ 施設長 相原 あや子

 前回ご案内しましたように、今回は入居者K.Mさんの長男のお嫁さんからいただきましたお便りを紹介させていただきます。
 義母がルンビニーとアショカにお世話になって3年5ヶ月が経ちました。
 思い起こせば入所後間もなく義母は畳の上でころんで股関節の骨折で入院し、手術をしました。そのためすっかり不自由な身体になってしまいました。  手足が不自由になったらグループホームは駄目だと思っていましたので、これからどうすればいいのか悩みましたが、病院(度々出向いて下さっていた施設長の相原さんと藤原先生のご配慮のおかげで、再度お世話になってきました。はじめはルンビニーだったのですが、アショカが新築されて、そちらへ入れていただきました。

 そして今年、義母は8月2日、満89歳の誕生日を迎えました。おととしは88歳のお祝いを家でしました。孫やひ孫に囲まれて幸福そうでした。  それから不自由な身体ながらも皆さんのお世話になって「とんとんとんからりととなり組」と歌を歌って楽しく過ごしてきました。家の5歳の孫たちはとんからりのおばあちゃんと呼んでいます。それが8月3日から食べ物も何も全くのどを通らなくなったと連絡を受けました。そして藤原先生の御口添えで近くの病院へ急遽入院、その間もアショカのスタッフの方が度々見舞って下さり本当にありがたく思ったものです。  ちょうどお盆頃のこと、口もきけなくなり目もうつろで熱は大変高く、お医者様から何があってもおかしくない状態ですと言われました。亡くなったおじいちゃんがお盆だからお迎えにきたのかしらと私は思いました。不謹慎ながらあまり苦しまないで迎えてあげて下さい等と仏壇に手を合わせたりしました。ところが、お医者様の手厚い治療のおかげで持ち直しました。

 そして胃ろうの手術をしていただいて無事退院の運びとなったのですが、これからどうしよう、家ではとても看ることは出来ないし。藤原先生に母にそれなりの病院をお世話していただこうと思っていたところ、スタッフの方達の介護してあげようという強いお気持ちと仲間の皆様が待って下さっているということで、先生も無理を覚悟で引き受けてくださることになりました。私達家族はどれほど心強かったことでしょう。有難いと思いました。

 アショカに帰って2日ばかりして私達が面会に行ったら驚いたことに義母は見違えるように普通の人になっているのです。仲間の皆さんが「元気になっとりなさるよ」と口々に言って下さいます。そしてお世話下さるスタッフの方々が本当に心を込めて身のまわりをきれいにして下さっているのを見て、胸が熱くなる思いでした。  「ばあちゃん、生きていて良かったね。」あのお盆の頃の様子が全く嘘のようでした。
  無理を押して引き取って下さった藤原先生、施設長の相原さん、まごころをもってお世話下さるスタッフの方達、温かい雰囲気の中で元気を取り戻せた義母はしあわせ者です。そしてその義母を看ていただく私達も本当にしあわせだと思います。お世話をおかけしますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

平成17年10月16日  感謝を込めて

バックナンバー