Kさん、白寿おめでとうございます。

グループホームルンビニー
施設長 相原あや子

 ルンビニーに入居されて6年、今年1月1日99歳のお誕生日を迎えられました。「90歳の坂を越え、手押し車に身を任せ、よちよち歩きがやっとです」 Kさんの名句です。この句の通り、シルバーカーに身を任せるようにすがって歩かれていましたが、最近は下肢筋力の低下で車椅子での移動が多くなりました。でも、それ以外は6年前のKさんとほとんどお変わりありません。

 Kさんは”褒め上手”な方で、「あんた、お母さんに感謝しなはれ。こんなべっぴんに産んでもろうて。」こんな私でもそう言われると、何だかうれしい気分です。

 「Kさん、何歳?」 「私なんぼになったろか。90は過ぎとろう。」 「99歳よ。」 「え〜!どうしよう、生き過ぎてしもうた。」

 4人の息子さんご家族が近隣にお住まいで、ルンビニーを第2の我が家のごとく訪ねて下さいます。皆さんお母さん想いの暖かいご家族です。

 昨年末にKさんの白寿のお祝いを道後温泉のホテルでされました。ご一族皆様でKさんを囲んでなごやかな一時を過ごされたとお聞きしています。

 Kさんのキーバーソンとしていつもお世話になっているご長男夫婦からいただいた手記を、下記に紹介させていただきます。

 



門田雪乃 百歳 \(^o^)/

門田義雄・勝美


 今年(平成20年)元旦、私の義母である門田雪乃は、白寿を迎えました。

 彼女は、風光明媚で知られている堀江町にて、男6名、女2名の次女として、明治42年の元旦に誕生しました。

 堀江港に程近い生家は、地元でも名家として知られ、幼い頃から、お琴を始めとしたいろいろな習い事を嗜み、勉学に励み、済美女学校へは馬車で通っていたそうです。
 若い頃の写真(明治生まれの女性なのに若い頃の写真が残っていることに驚きですが)を見ると、本当に美しい女性でした。

 昭和8年に国鉄職員であった義父の門田義正と結婚し、4男1女に恵まれました。彼女は、優しさと芯の強さを併せ持った典型的な明治の女性で、多くの子供を育てながらも、手先の器用さを活かして和裁をして、国鉄員の義父を支えていました。

 また、同居している長男夫婦(私たちのことです)が勤めていたため、長男の初孫(現在45歳)を我が子の様に面倒を見てくれ、多忙な毎日を過ごして来ました。今では、子供達もみんな結婚し、孫10人、曾孫16人に恵まれ、明治・大正・昭和・平成と激動の世の中の変化を目の当たりにしながら、4つの時代を悠々と生きています。

 私(長男の嫁)は、嫁いで46年。私も、すっかり白髪頭になってしまいましたが、母と過ごした日々が昨日の事の様に思い出されます。
 白寿を迎えても、自分の手で食事を取ることができ、ハーモニカを吹いて音楽を楽しみ、私が書く字を読むことも出来ます。こんな母を見ると、涙が出るほど嬉しく思います。
 母と出逢えて、心からありがとうの毎日です。

 ルンビニーでお世話になり、6年になります。先生始めスタッフの皆様のお陰で、母は白寿を迎えることが出来、穏やかな日々を送っています。皆様に『感謝』、『かんしゃ』の毎日です。

 ありがとう。
 そして、真似の出来ない素晴らしい人生を送っている母に、バンザイ。

 

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