第5回 日本通所ケア研究大会
第4回 認知症ケア研修会 in 福山

認知症デイサービス・ビハーラ 主任 竹村 文子

 平成19年11月17日、18日広島県福山市にて上記の研究大会が開催されました。この会のテーマは、「デイと認知症ケアの最先端を知る」で、第1日目の午前中は「すごいデイ!魅力的なデイをつくるための秘訣」というテーマでのシンポジウム、午後は更に4つのテーマに分かれて、特別講演が福山市内の各会場で行われました。

 昨年の制度改正により在宅での介護状況にも様々な問題が生まれてきています。その中で通所施設は中心的役割を担うことを期待されており、厳しさと期待の両者が高まっていく中で、地域に貢献できる通所施設とはどのような姿なのか、ご利用者に喜ばれる通所施設はどうあるべきなのかを目的として、今年は第5回目を迎えました。同時開催として認知症ケア研修会も第4回目でした。今年はデイサービスセンタービハーラスタッフと私2名で参加させていただきました。

 午前中のふくやま芸術文化ホール大会場でのシンポジウムは、全国の通所施設、老人保健施設、病院、小規模多機能型居宅介護などから介護職、看護職、医師、PT、OT、ケアマネージャーの方々、約1500名の参加がありました。

 「すごいデイ!!魅力的なデイをつくるための秘訣」のテーマで、山口県「夢のみずうみ村」代表 藤原茂氏、高知県医療法人近森会介護老人保健施設「いごっぱち」理学療法士 川渕正敬氏、神奈川県NPO法人楽 デイサービスセンター「くじら雲」理事長 柴田範子氏、千葉県デイホーム「ちゃのま」施設長 松村郁恵氏、4名の講師の方からそれぞれの施設での現状・独自の取り組みや想い、今後求められる視点や課題など大変興味深く、貴重な内容を聞かせていただきました。

 魅力的なデイを作る為にスタッフに求められるもの、自己選択・自己決定・個別ニーズを満たすためのプログラムを考える。人格の尊重・生活の継続性・社会参加・自主性の向上など基本理念の重要性、そして興味深い話にマンネリ・イズ・ベスト(いつもの時間、場所、顔ぶれ、サービス内容)、それぞれの現場での取り組みを想像しながら、ビハーラでの様子と重ね合わせたり、心暖まるエピソードやその想い、力強さに感激したりと、心身共に充実した内容でした。

 午後は特別講演「認知症のケアとサポートについて」若年性認知症専門デイの実際 デイから小規模多機能型居宅介護への移行についてというテーマで、シンポジストととして講演された柴田範子氏から、より具体的なお話がありました。
 ご利用者の人生の中で周囲があまり気付いていない空間を考え、現状に対して理由を明らかにすることやご利用者のことを想い、楽しい豊かな時間、心に残る時間を提供することが大切であることなどを強く思いました。

 第2日目は午前・午後と特別講演や実技分科会が8会場に分かれてテーマ別に開催されました。経営者・管理者向けの講演からレクリエーション、体操などの実技指導まで幅広く楽しい充実した内容のものばかりでした。

 私がグループホーム・ルンビニーからビハーラ認知症デイサービスに異動になり、1年が経とうとしています。今回が日々のご利用者、ご家族との関わりの中での様々な不安や課題を見つめ直し、これからの方向性を検討するキッカケになればと思い参加しました。

 現在、認知症デイサービスには毎日10名を超えるご利用者の方が来られています。おひとりおひとりに対して、今回の研修での学びを生かせたサポートができるように、スタッフ全員が同じ視点、目標に向かって連携をとりながら、笑顔と笑い声のあるデイサービスにしていきたいと考えています。周囲の皆様の暖かい支援をお願い致します。

 

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