89歳の母からの絵手紙

医療法人ビハーラ藤原胃腸科 介護サービス事業部門施設長 相原 あや子 

 昨年89歳になった母から、久しぶりの絵手紙がポストに入っていました。母は一人暮らしをしていますが、毎年夏は暑さで体調を崩し、娘たちが交代で泊まりに行ったりしています。

 その母からの絵手紙です。ピンクのバラに、「たくさんたくさんありがとう」の言葉。これは元気になった証拠。とてもうれしいことです。

 母は、一枚の絵手紙を書いてポストに出しに行くことが、1週間がかりになります。
体調が良い時は、
1日目 絵を描く
2日目 言葉と住所を書く
3日目 切手を貼って、手押し車で歩いてポストイン

 この他、描くものを探したり、休みが入ったりで、1週間くらいかかるのです。しかも娘5人、孫数人にと7〜8枚書いているものと思います。

 そしてその手紙がわが家へ。

 1枚のハガキに込められたエネルギーと時間、それを思うと大切な大切な1枚です。

  80歳代前半まで車を運転し、更紗、編み物、習字などいろいろな趣味を持ち、心身共に自立していましたが、腰椎圧迫骨折をしてから徐々に体力・気力が低下してきました。今、周りの人たちに支えられながら、唯一の楽しみが絵手紙です。夏の間遠ざかっていた母の絵手紙をポストに発見すると、元気なんだとホッとすると同時に、私も頑張ろうと元気をいただく不思議な母のパワーです。今日は届いているかな?母からの絵手紙。

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