合縁奇縁

認知症デイサービスビハーラ 生活相談員 渡部 雄貴

 「合縁奇縁」皆さんも一度は聞いたことのある言葉だと思います。
 ビハーラに来て1年が過ぎ、自身のプライベードも含め、最近この言葉を身近に感じる様になりました。
 合縁奇縁とは、人と人の巡り合いや相性は、すべて不思議な縁の働きによるということを意味しており、不思議なめぐり合わせの縁のこと。人と人とが互いに気心が合うかは、みんな因縁という不思議な力によるものという意味だそうです。
 また、合縁奇縁の元々は仏教語であり、本来は「愛縁機縁」と書き、しかも「愛縁」と「機縁」は別々の言葉だったそうです。
 「愛縁」は恩愛から起こる人と人の結びつきの意味であり、「機縁」は不思議なめぐり合わせの意味を表します。

 ビハーラに勤める様になったのも、利用者様や家族様、そして共に日々利用者様の為に何が出来るかを共に向き合うスタッフの皆さんと出会えたのも偶然ではなく不思議な縁の力ではないかと改めて感じています。

 ビハーラに来ることがなければ、おそらく出会わなかったであろう人たちと、心を通わせ共に笑ったり喜んだり、時には共に悲しみや苦しみを分かち合いながら日々を過ごしている事が実は沢山の縁から生み出されているものなんだと・・・そんな事を考えていると、私に福祉の道を選ぶキッカケを作ってくれた方の言葉を思い出しました。
 「人と人は関わったその時から同じ輪に入るの。そうやって大きくしてきた輪をみんな大切にしたいんだろうね。いつかその輪が自分を想像もし得ない気持ちや場所へと運んでくれる。だからこれまでお世話になった人やこれから会う人との縁を大切にしなさい。」
 その時は、なんだか説教くさくて素直に聞けなかった言葉でしたが、多くの人と出会いつながりを感じる中で、自分なりにこの言葉を噛み締めることが出来るようになってきました。奇跡の様な、ご縁で同じ輪の中に入れた皆様やこれから出会う方とのご縁を大切にし、このかけがえのない輪の結びつきを強くしていきたいと思います。

 ビハーラも4月から和気満堂の精神で新たなスタートを切り、今まで以上に利用者様同士やスタッフとの結びつきが強くなっています。新しく来られ始めた方も自然と、和やかな楽しい雰囲気が満ち溢れるビハーラで皆さまの輪の中に入り楽しまれています。
 和気満堂の空間を是非、一度見に来てください。きっとあなたにも合縁奇縁の新しい出会いが待っていると思いますよ。

 
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