クリスマス大作戦

グループホーム ルンビニー 2階 管理者 宇都宮 聖

2017年12月24日、今回は例年とは一味違うクリスマス会を行いました。
今までのクリスマス会では、各担当スタッフが住人さんのプレゼントを選び送るのですが、今回は、なんと住人さんから住人さんの家族へプレゼントを贈ることを思いついたのです。

きっかけは私自身による出来事でした。
珍しく母から、「今年は家でパーティーをしましょう。プレゼントは何がいい?」と連絡があり、私は「30にもなって親からプレゼントをもらうなんて・・・」と思いながらも意外と楽しみにしている自分に気づき、親から子へのプレゼントはいくつになっても、もらう側・あげる側共に嬉しいものなのだなと思い、今回の作戦に踏み切りました。

やり方を間違えれば変に取られるかもしれない、と不安に感じながらも
住人さんには、日々の生活の中でスタッフと一緒に洗濯物や食事の準備・片付けなど、自分の力で働いてお金を稼いでもらい、

それぞれの家族様に合うものを一緒に話し合いお店を選んで、自分の力でプレゼントを買いに行き、

想いを文字にするために字の練習をして自分の手で手紙を書いてプレゼントと一緒に渡していただきました。

仕事をして稼いで買いに行くプロセスを一人ひとり個別でかかわりながら映像にまとめていき、当日は上映会も行いました。
家族様からは「母からプレゼントをもらうのは初めてです」「一生大事にします」「こんなに頑張ってくれたんですね。」という、うれしい言葉を聞くことができました。

また、スタッフもそれまでの過程で、人それぞれ体や認知機能の具合は違えどその人に合った関わり方で、住人さんの普段見る事のない意外な力を発見でき勉強になったと思います。

今回のクリスマス会では、認知症になり目の前の人が誰だか分からなくなっても親子の絆、親から子への思いは消えることなくしっかりと心に残っているんだなと実感しました。
また、少し視点や関わり方を変えるだけでこんなにも生活の質や幅が広がり感動を生むことが出来ることをスタッフ一人一人が感じることが出来、良い経験になったと思います。

今後も新しい取り組みや関りを積極的に行っていけるように努めていきたいと思います。

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