認知症の方とのコミュニケーション

認知症デイサービス ビハーラ 中谷 唯

コミュニケーションて何?

コミュニケーション
『人間が互いに意思・感情・思考を伝達しあうこと』
『言語・文字・その他視覚や聴覚に訴える身振りや表情、声などの手段によって行う』

良好なコミュニケーション

  1. 自分の気持ちを分かってくれた。聞いてもらえた。
  2. 自分の言いたい事を分かってくれた。
  3. 自分に賛同してくれた。
  4. 自分の知りたい事が分かった。
  5. 話をしただけですっきりした。話したい事が話せた。
  6. 相手に意見に納得できた。

人が成長するきっかけ

人の意見を聴く事から始まる。

  • 新しい知識を得る。
  • 相手が望んでいる事が分かる。
  • その望みが叶えられたら信頼関係が生まれる。

聴く事においては『謙虚さ』『聴く余裕』を持つ。

認知症の方のコミュニケーションの特徴

認知症のコミュニケーション障害の要因

注意の障害…ぼんやり
見当識障害…何をすればいいの?ここはどこ?
記憶障害…そんな事言われていない。
判断・思考の障害…勘違い、理解困難
失語症…言語機能の問題
構音障害…発音の問題
高齢者一般の問題の問題…視力や聴覚の低下など

認知症の方が周囲とのコミュニケーションが取れなくなる要因は、認知症特有の問題のみによるものではなく、視力や聴力の低下による情報不足や反応速度など、高齢者特有の問題もあり、それらによる介護者との関係性の悪化などが影響を与える。

認知症の方とより良いコミュニケーションをとる為には…

  1. 環境整備…照明は適度な明るさ
  2. 限界の文字の大きさ
  3. 音に敏感な方が多い為、騒音は避ける。
  4. 声掛け…言葉より先に身体に触れない。まず声を掛けて自分のいる場所をしっかりと伝える。
    例「ここに座りますね→隣に座りますね」と場所をはっきり指定する。
    「あちら・こちら」はNG。
    「右の方へ」「一歩前に」などと具体的に表現をする。
  5. コミュニケーションは言葉だけとは限らない。
    触覚
    …「お花がたくさん咲き始めましたよ」+花に触れて頂く。
    嗅覚
    …花の匂いを嗅ぐ、外の空気を吸うなど

普段認知症の方と関わる機会は多いのですが、その方その方によって認知症状は違い、思うようコミュニケーションがとれない事もあります。しかし出来るだけ相手の方が理解できる言葉や表現・技法を心掛け対応させて頂いております。これからも尊厳を保ち、その人らしく生活して頂けるよう努めさせていきたいと思います。

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