【第百七十四話】 漢字って実におもしろい!

法寿院 水崎圭二

 漢字は、なかなか奥深い。そりゃあそうじゃ。3,300年ほど前に文字として使用できる漢字ができたとされておる。これは、甲骨文字といわれ、見たままを描く象形文字で絵に近いものであったようじゃ。もともと形になんらかの意味があるものだから、掘り下げていけば、結構おもしろい発見がある。

 始まる : 女の台と書く。そう、人の始まりは、女から。大元は女性じゃ。

 嬉しい : 女が喜ぶと書く。女性が笑顔でいるところに嬉しいことは、やってくる。

 安心 : 家に女性がいると心は安らかになるもんじゃ。

 決断 : 決めて断つと書く。何かを決めるときには、ひとつ何かを断ち切るんじゃ。そうすると新しいものが手に入るんじゃ。

 大切 : 切るという字が入っている。執着を切ったときに大きなものが手に入る。

 誉める : 光る言葉と書いている。誉めてあげると相手は最高の笑顔で輝くんじゃな。

 癌 : 三つの口の山の病と書く。これは、食べ過ぎ、飲み過ぎ、吸い過ぎじゃ。

 吐く : 口にプラス(+)マイナス(−)と書く。口からでる言葉は、さまざま。いい言葉もあれば悪い言葉もある。マイナスの悪い言葉をなくせば、叶うとなる。

 金 : 人ニハ辛抱(ー)だい一と書く。

 命 : 人+一+叩と書く。人は、一度叩かれると書いて命。誰だって本当に辛いことが人生に一度はある。そこを乗り越えるために生まれてきた。そして、心臓は、ドックンドックンと人を一生叩き続けてくれるんじゃ。

 大丈夫 : それぞれの字に人という字が入っている。人生に何かあったときに、必ず周りの人があなたを助けてくれる。どんなときにもあなたの味方は三人いるんじゃ。

 言葉というものは、さまざまな国にそれぞれの独特のものがあるんじゃが、それらは、いろんなところで接点があって、日本では、漢字に古くからの大和言葉からなる複合語が使われている。漢字というのは、中国の漢という国の言葉で、それらの中には、インドからきた言葉なども多数有り、発音はインドの言葉で、書くと漢字なんてものがいっぱいあるんじゃ。たとえば、『うちの旦那って馬鹿なのよねぇ』これは、『うちのダーナってモーハなのよねぇ』ダーナもモーハも古いインドの言葉(梵語)でその音に漢字をあてはめたもの。ダーナとは布施という意味で布施を与える人のことを旦那と呼ぶようになった。モーハとは、迷いとか暗愚という意味で、馬を鹿と間違えるような愚か者ということ。インドの言葉で、マニと云えば日本では摩尼宝珠のマニ。橋などの欄干の上についている擬宝珠のこと。つまり宝の珠。これが英語のマニーとなった。(私見)マナーは、意(心)のこと。これが、英語では、礼儀作法のマナー。(これも私見)世界は、広い。おっと世界の世は、現在、過去、未来を三世というように時間を表し、界は、東西南北と上下の6つの空間を表すインドの言葉。こんなことを考えながら、読んでみるのも実におもしろい。