【第百八十六話】 ベトナムの風

法寿院 水崎圭二

久しぶりに外国旅行。ベトナムからカンボジアへ行く。今回は、ベトナムについて書いてみよう。平成30年2月27日、関西空港からベトナム航空でホーチミン空港に飛び立った。約5時間30分の飛行機の旅。ベトナム航空の客室乗務員さんは、なんともあいそがない。笑顔がない。他人に対してにこやかに微笑みかけるようなサービスは、なかったのう。日本のサービスは、すばらしい!などと思いながら、ホーチミンの第一歩。日本との時差は、マイナス2時間。到着が現地時間で昼の2時頃だったので、暑いことこのうえない。35度近い気温だ。ベトナムの首都は、北ベトナムにあるハノイ。ホーチミンが率いる北ベトナム軍とアメリカが支援した南ベトナム軍との戦争で、1975年のサイゴン陥落によって終戦し統一した。現在、サイゴンは、ホーチミンと名前を変え、ベトナム第一の都市として、1000万に近い人口を要している。首都のハノイは、750万人。戦争のせいもあり、この国の平均年齢は、31歳!実に若い。国としては、1億人近い人口で、発展途上の国として今一番、注目されている。若い人たちが多いせいか、単車がやたら目につく。この国では、単車のことをホンダと呼ぶ。ヤマハの単車でもホンダ。車にしても単車にしても日本製が多く、単車に乗っている人は、きちんとヘルメットを着用している。ガソリンが日本と同じくらいの値段であるから、車よりも燃費のいい単車が利用手段として一番いいのはよくわかる。ガイドさんに平均的な月収を聞いてみた。貧富の差があり、2万5千円から25万円まで幅広く、10万円以上の収入があれは、高級取りだという。つまり、ほとんどの者は、数万円の月収ということじゃな。

2月16日が旧正月だったので、そのなごりがまだまだ残っていた。独特のはでな正月飾りや看板が各所に見うけられた。正月休みが一ヶ月くらいあるのは、当たり前だという。ほとんどの者が帰省する。そのためのラッシュは半端なものではないらしく、千kmの道のりを小さなバイクで帰って行く。そのため道ばたには休憩所がたくさんある。ドライブインとまではいかないにしても、簡単な飲食ができ、なおかつハンモックで寝ることができる。ハンモックがずらっとつり下げられた店を度々目にした。バスから見ているとその横を単車の群れはすいすいと慣れた感じで走り抜けてゆく。3人乗りは普通じゃ。中には、後ろに乗った母親に2人の子どもが前後にしがみついているなどという猛者もいた。しかもそんな状態で母親は、抱いた子どもに授乳している。たくましいのう。

この国は、中国の影響がとても強く、ベトナム語は、その発音を漢字で書いてみると意味がわかったりする。ありがとうを「カンモン」という。漢字で書けば「感恩」。恩に感謝しているということじゃな。

とにかく、暑い!ホテルでビールを飲む。350mlの缶ビールが6万ドン!驚くが日本円にしてみれば、三百円ほど。しかし、コンビニで買えば、その十分の一じゃ。知らぬが仏かもしれんのう・・・1円が200ドン程の価値がある。1万円で200万ドン!いかがかな?お金持ちになった気がしますなぁ・・・